2014年12月31日水曜日

あけましておめでとうございます。



                               藍白地黄返小桜染革威鎧 
                                                (公財)宇和島伊達文化保存会蔵
 
 
平成27年1月4日(日)より開館いたします。

平成27年前期展

「宇和島伊達家 はじまりの物語」 

 

昨年同様、今年もよろしくお願いいたします。
 
 
 
 ※  藍白地黄返小桜染革威鎧   伊達宗紀所用 1領 (宇和島市指定有形文化財)
 
 宇和島藩第7代宗紀(むねただ、1792~1889)の所用である。春日大社に奉納されている御神宝とされる鎧(鎌倉時代作「赤糸威鎧」、現在は国宝である)を模本として、天保10年(1839)徳川将軍家お抱え甲冑師岩井の手によってつくられたものである。このため、別名を春日野鎧(かすがのよろい)と称されている。竹に雀の装飾金物を打っている。兜は宗永の作になると伝えられる。この二十二間星兜鉢には前立として、大鍬方を使用し、その中央の祓立(はらいだて)に瓢箪をひとつかざしている。瓢は秀吉の馬印(うまじるし)とされている千成瓢の一つを入手したものと記録されている。祓立には「春日」の文字が見える。

2014年12月28日日曜日

平成27年前期展 「宇和島伊達家はじまりの物語」  ご案内

 

 1月4日(日)より平成27年前期展『宇和島伊達家はじまりの物語』 
を開始します。大勢の皆様のお越しをお待ち申し上げます。  
 
 
2015年は宇和島に伊達家が初入国してからちょうど400年という節目 
の年でもあります。藩祖秀宗を主人公に見立て、幼少時から藩主としての治 
世までをストーリー仕立てに紹介していきます。加えて、伊達家の名品の中 
からは詩歌管弦、囲碁将棋、香道具などの娯楽や遊びにまつわる道具を中心 
に雅な大名家の暮らしぶりを伝えていきます。
       
1 期間:平成27年1月4()~6月14()  
 
2 展示内容   
 
第1展示室 「秀宗の生立ちから宇和島初入国まで」
 
 戦国武将伊達政宗の長男として生まれた秀宗。豊臣家の人質として暮らした京都での幼少期の資料や、大坂冬の陣後に秀宗が宇和郡10万石を拝領した経緯を記した資料を中心に紹介します。また藩祖秀宗が宇和島に初入国する際に、父政宗から送られた藩主としての心構えを説いたや、宇和島までの道中を気遣う様子がつづられた手紙など、藩主となる息子に対する政宗の心遣いがしのばれる資料も紹介します。
 
第2展示室 「秀宗の治世、藩主としての務めと教養の深さ」
 
 1615年より、秀宗は藩主としての手腕を奮っていきます。ここでは、徳川将軍家から拝領した資料を中心に、朝廷との交流も伺える資料を紹介します。加えて政宗が秀宗に藩主として学問などの教養も身につけるよう説いており、その様子を伺うことのできる秀宗の和歌や政宗からの書状も紹介し、宇和島に来てからの政宗と秀宗の交流の様子も伝えていきます。
 
第3展示室 「伊達家の娯楽」
 
 宇和島伊達家には特に近世蒔絵の調度が多く伝来しますが、その中から詩歌管弦、囲碁・将棋・香道具などの娯楽や遊びなどに使用する資料やおひな様などの年中行事にまつわる資料などにスポットを当て、大名家の雅な生活の一場面を紹介します。
 
 
 
※会期中「宇和島伊達400年祭」の「春・秋の特別展」、「夏の企画展」を開催します。その間は展示内容が一部変更になります。

2014年12月12日金曜日

ANA誘遊四国ツアーのお客様が来ていただきました。

師走を迎え、いよいよ冬です。宇和島地方も、先週は雪に見舞われました。普段は暖かい四国地方ですが、四国中央市から徳島県三好市にかけて時ならぬ大雪のため、孤立する集落が多く出て被害に遭われた方も大勢いらっしゃいます。心からお悔やみ申し上げます。
 
昨年から訪れていただいている、ANA誘遊四国ツアーの団体客の皆さんが先日から訪れていただいています。3月中中までの4ヶ月間、心のこもったおもてなしで宇和島の旅を楽しんでいただきたいと考えています。12月1日には宇和島市内のあちこちで来年の「宇和島伊達400年祭」に向けて幟を立てました。伊達博物館もたくさんの幟を立ててお客様をお迎えしています。
 
 


 



 
 

入館いただいたすべての方に、来年の「宇和島伊達400年祭」にも宇和島市を訪れていただけるよう心を込めてお接待をしたいと思います。大勢の皆様のご来館をお待ち申し上げております。