2014年6月29日日曜日

香港のテレビ局が取材に訪れていただきました。

伊達博物館を訪れる外国のお客様が増えています。なかでも韓国、中国からのお客さんが多いのですが、このたび、愛媛県国際交流課の案内で、香港のテレビ局スタッフの皆さんが、取材のために伊達博物館を訪れていただきました。香港のアジアテレビ(ATV)の皆さん方です。この夏から秋にかけて放映される「自遊自在食住衣」という新番組の撮影も行われました。
 
      入念な打ち合わせののち撮影開始。
 
 
                   伊達家の家紋「竹に雀」について紹介しています。
 
 
 
     番組では伊達家の歴史を紹介するとのこと。刀(模造刀)を持っての撮影です。


  
松根家に伝わる「生首の旗」の前でのリポートです。

 

リポーターは香港の人気歌手 蔡梓銘(Danny Choi)さん。長身で2枚目の好青年でした。






記念にサインをもらいました。「天下第一の伊達博物館」「元気」「幸福」・・・
蔡梓銘さん、どうもありがとうございました。


前日は高知県の四万十市で四万十川周辺の紹介、今日は宇和島市で伊達博物館、天赦園の撮影をしたあと大洲市肱川での「鵜飼い」撮影に行くとのことでした。番組は、8月から9月にかけてシリーズで放映されるとのこと、香港からのお客さんが大勢きていただけるよう期待しています。

2014年6月20日金曜日

後期展、開催しました。

    平成26年後期展 宇和島市立伊達博物館 祝 開館40周年

      「モード★伊達 ~おしゃれ大名のよそおい~」

      期間:平成26年6月20日(金)~12月24日(水)
 
天正19(1591)年3月、朝鮮出兵のため京都を発つ伊達政宗の軍勢に人々は驚嘆しました。彼らの装いは、紺と黒を基調に金色・銀色を随所に使い、さらには豹の皮・孔雀の羽根などもあしらった華麗なものでした。その「伊達」な装いは語り継がれ、以降、伊達家はセンスのよい家中として知られるようになりました。
 

 その政宗の長男秀宗から始まる宇和島伊達家には「伊達」の名にふさわしい重厚で華麗な装いに関する品々が伝来しています。今回の展示では、宇和島市立伊達博物館の開館40周年を迎えたことを記念して、館の名称でもある「伊達」にちなみ、宇和島伊達家に関する大名家の「伊達」な装いを紹介します。
 
 

 第1展示室 男の装身具 ~藩主のよそおい~

宇和島伊達家の藩主が身に付けた武装具、衣装や装身具を展示して、宇和島伊達家の藩主の装いを紹介します。

金茶糸威五枚胴具足             青江貞次 小剣

黒羅紗紫糸威畳具足             煙草入・煙管入(鶴模様)・煙管・三徳

手槍 銘 菊一助宗             竹に雀紋 黒麻裃(長袴)ほか


 第2展示室 女の装身具 ~姫のよそおい~

宇和島伊達家の女性たちが身に付けた衣装や簪(かんざし)などの装身具、懐剣・薙刀(なぎなた)などの武具、さらに香道具や和歌などを展示して、宇和島伊達家の姫の装いと教養を紹介します。

薙刀 銘 紀州住長次            髪飾 鼈甲簪・櫛・笄

白綸子地 打掛               ダイヤモンド・真珠・サファイヤ ほか



第3展示室 メイキャップ★モード ~近世蒔絵の化粧道具~

宇和島伊達家に嫁いできた夫人たちが持参した化粧道具を展示し、大名家の姫の部屋を彷彿とさせる空間を紹介します。

花菱月丸扇紋散蒔絵 黒棚飾         花菱月丸扇紋散蒔絵 湯桶・盥

花菱月丸扇紋散蒔絵 柄鏡箱・柄鏡・鏡建   花菱月丸扇紋散蒔絵 御歯黒道具

花菱月丸扇紋散蒔絵 櫛台          梨子地牡丹に蝶高蒔絵 鼻紙台 ほか

     ※ 展示品は館蔵品・公益財団法人宇和島伊達文化保存会所蔵

     ※ 第4展示室では、企画展「伊達家の祈り」を同時開催中です。