2014年3月16日日曜日

ボランテイアガイドの皆さん、活躍していただいています。

昨年末12月から今年の4月にかけて、ANA遊誘四国ツアーの団体客の方が、伊達博物館と天赦園を訪ねてもらっていますが、先月からは連日大型バスが何台も訪れて賑わっています。お客さんは、「北海道から九州まで」、全国からです。

伊達博物館と天赦園の案内役として「宇和島道先案内人の会」の皆さん方にボランテイア・ガイドとして協力をいただいています。全国からのお客さんに宇和島の旅を楽しんでもらい、良い思い出を作ってもらうため毎日活躍してもらっています。ありがとうございます。


松山~西予~宇和島~中村~足摺~高知から徳島へ、四国を満喫するツアーです。


              毎日、大型バスがお客さんを運んできます。


                              ボランテイアガイドの方が案内中です。 
















                偕楽園では8代宗城公の説明をしています。 


 宇和島城を下から眺めます。登りたい人もいるようですが残念、時間が足りません。

             宇和島藩の成り立ちについての説明も慣れたものです。 



最後までお客さんを見送っていただいています。



    手を振ってお別れです。


        「うわじま道先案内人」の皆さん。これからもよろしくお願いします。


「うわじま道先案内人の会」の皆さんは、普段は宇和島城天守でボランテイア・ガイドをされています。毎週土曜日にはお茶の接待もされているそうです。ボランテイアの皆さんのおかげで宇和島を訪れた方がよい気持ちになって宇和島をあとにされています。毎日ご苦労様です。


2014年3月12日水曜日

博物館も春本番です。

昨年末から行われていた改修工事も2月いっぱいで終了し、伊達博物館もやっと落ち着きを取り戻しました。それとともに博物館の春の花が咲き始めました。白木蓮も満開です。

「ひな人形とひな調度展」開催中ですが、毎日大勢の方が博物館を訪れてもらっています。また市内の小学校、幼稚園や保育園の子ども達も大勢見に来ています。

      桜のつぼみも大きく膨らみました。
 博物館庭の白木蓮が満開です。

工事が完了し、博物館も落ち着きを取り戻しました。
見違えるようにきれいになりました。

市内の小学校、幼稚園や保育園の子ども達が大勢訪れています。みんな、付き添いの先生方の言われることをよく聞いて静かに鑑賞できていました。毎年、おひな様を見に来て欲しいと思います。

2月25日(水) 明倫幼稚園の皆さん(40人)
2月28日(金) 和霊小学校の皆さん(88人)、立正保育園の皆さん(31人)
3月  4日(火) 立正保育園の皆さん(89人)
3月 6日(木) 宇和津幼稚園の皆さん(32人)、愛和聖母幼稚園の皆さん(29人)、さくら保育園の皆さん(22人)
3月 7日(金) 環太平洋大学短期大学部附属幼稚園の皆さん(27人)
3月11日(火) 美徳保育園の皆さん(43人)、 立正保育園の皆さん(23人)
3月12日(水) 尾串保育園の皆さん(30人)


学芸員の説明を真剣に聞いています。 
                 
                                      毎年、見に来てくださいね。
             

2014年3月8日土曜日

観姫(みよひめ)所用 ひな人形・ひな調度

観姫(みよひめ)は、肥前佐賀藩8代藩主鍋島治茂(なべしまはるしげ)の9女として、寛永9年(1797)佐賀で生まれる。文化12年(1815)宇和島藩7代藩主伊達宗紀(だてむねただ)と婚約して江戸へ引っ越し、翌年2月23日結婚。これらの雛人形は、宗紀との縁組が決まった観姫が、引っ越しの際持参した婚礼用具であり、引っ越しの時の記録「観姫様御日喜越録」(みよひめさまおひっこしろく)によると

一、親王雛壱対 代ハ百八拾目(しんのうびないっつい だいはひゃくはちじゅうめ)
一、古今雛壱対 代ハ壱百八拾目(こきんびないっつい だいはひゃくはちじゅうめ)
一、雛入箱四ツ 代ハ三拾七匁五分(ひないればこよつ だいはさんじゅうななもんめごぶ)
一、御雛道具御厨子棚其外 代ハ壱貫参百目八拾八品(おひなどうぐおずしだなそのほか だいはいつかんさんびゃくめはちじゅうはちひん) 
と記されている。

後に観姫の御付女中老女染川(おつきじょちゅうろうじょそめかわ)に下げ渡され、親王雛を除く大部分がその子孫宅にて保管、大事に守り伝えられている。男雛は切れ長の目に束帯(そくたい)姿、女雛は唐絹(からぎぬ)をまとい優雅な雰囲気を醸し出している。約30種にも及ぶ三棚などのひな調度はいずれも黒塗りに牡丹唐草文様の金蒔絵が施され、他にギヤマンや赤絵徳利などが付属している。調度は大名の婚礼調度をそのまま小型化したもので、細部まで精緻に作られており、美術工芸的に価値の高いものである。大名家にふさわしい豪華さと品格を兼ね備えている。


  観姫所用 ひな人形 (個人蔵)



男雛と女雛





五人囃子


    各種の調度類

 三棚のうち       黒棚




















                                書棚

                            厨子棚