2011年10月24日月曜日

秋の茶会

「ちゃかぽん」は井伊直弼のあだ名。14男の直弼が井伊家の跡取りになり、大老になって国を動かすようになる前、武道は勿論のことながら日柄一日(茶・歌・鼓)三昧に明け暮れた日々であったことから家臣たちの陰口。その中でも茶道は石州流で非常に熱心であった。

このように武士の中では趣味としてだけでなく、交流の場としてとして、お茶は切っても切れないものであった。武家茶道には御家流(家康)・鎮真流・織部流 ・小堀遠州流・有楽流などがあります。宇和島藩伊達家は代々「平戸藩松浦鎮真」が始めたと言われる「鎮真流」です。その秋の茶会が金剛山大隆寺であり、訪れました。

伊達家の菩提寺金剛山大隆寺より城を望む
同じく菩提寺の龍華山等覚寺からも城が見える



 御成門
今回は殿様だけに許される上がり口より入らせていただいた


待合
山家清兵衛の絵物語の屏風の1曲(全部で3曲ある)


お点前の席


茶花
軸は伊達宗紀書であった


お点前
奥にいる方がご亭主


お道具
茶碗は平戸焼きの白磁の見事なもの
茶さじは宗家お手製のもの
なつめは中村宗哲作

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