2011年5月26日木曜日

ネットワーク

この季節になると純白の花を付ける泰山木。もともとは中国原産とか。
この博物館を37年に渡り見続けてきた大木。
この花が散ると梅雨を迎える。

先日、嬉しい便りがもたらされた。ある町の美術館の学芸員さん、突然の来館。
ちょうど、伊達家の御当主が来館され、退館される所だったので紹介し、そのあと暫く懇談した。
博物館のブログを見ているとか。
「秋の特別展のポスター」のできあがりが早いとお褒めの言葉が・・・
見ていてくださる方はいる、と思わず嬉しくなった。
また、宇和島城 城山を守る会 「大目付日記」にも伊達博通信の紹介をしていただいた。


これがネットワークと言わないで、なんと言おうか?
インターネットではWebという。Webとは蜘蛛の巣・・・
張り巡らされた糸のごとく、これからいろんな施設や博物館、美術館に広げていけたらいいな!

陽光に輝く泰山木の花


2011年5月23日月曜日

調査・研修

2月24日の読売新聞朝刊の記事を読み、高知県立歴史民俗資料館を訪れました。
「政宗消息」の軸(元は書面)を快く見せていただいた関係者の皆様に感謝。

この軸は寄贈したいただいたものの中にあったそうです。
まさかと思い調査を仙台に依頼。
仙台市博物館学芸員さん、元仙台市博物館佐藤館長さんの「間違いない。」の報告で驚きと感動。
内容は本多正純に家康様にお取り次ぎをとの依頼状。
そして政宗は二条城で会見の後、大坂冬の陣に親子で参陣。
その手柄により、長男秀宗には宇和島十万石が与えられた。

公益財団法人宇和島伊達文化保存会蔵の政宗「覚」(1614年)の紙質、字体は同じもの。
花押については政宗は数十種類使用しているので別の種類のものでした。
「仙台藩の跡取りはまかり成らぬ。」と言われた長男秀宗を思う親心からの依頼状。
それによって宇和島藩伊達家十万石の城主に・・・
そして「覚」(五箇条の戒め)に繋がる。
なにか親子の情愛のストーリーが描けます。

現在、宇和島市はこの繋がりで仙台市、大崎市、北海道当別町と姉妹友好都市。
今回の被災に対して何か協力できることがあればと現在、模索中です。
 

2011年5月6日金曜日

秋の特別展

恒例となった伊達博物館「秋の特別展」の詳細ができました。今年は初代伊達秀宗の正室「亀姫」の彦根藩井伊家の名宝をお借りして開催します。順次ブログ情報としてアップしたいと思っています。まずはポスターから・・・