2010年11月26日金曜日

書籍販売

 伊達博物館は郷土の歴史資料やお預かりしている書籍(伊達家関係)がいろいろとある。今回、お預かりしたのは、木下博民著「青年・松浦武四郎の四国遍路」。表紙の帯封に内容は書かれている。松浦武四郎とはどのような人物か? 北海道という名前の名付け親、フリーのルポライターと言ったら過言だろうか。幕末に於いて彼ほど情報通はいない。先日、北海道松浦武四郎研究会の方々、宇和島歴史文化研究会の方々、伊達家13代御当主宗信様が「歴史シンポ in 宇和島」というシンポジウムを福祉センターで行った。盛会で皆熱心に参加されていた。これによって一段、武四郎と宇和島藩伊達家との繋がりが大きく取り上げられ活気づくことを期待したい。19歳で四国遍路に挑戦した宇和島藩領での彼の足跡をたどるのも一興。


2 件のコメント:

百姓モドキ さんのコメント...

幕府の密偵?
紹介いただき、手に入れましたがなかなか面白い内容でした。

気になることもまだ解決していません。
法華津の洞窟??何処なのか

この方は、友人M氏の御尊父の友人とか。
サインをもらおうかとも言ってくれました。

伊達者   さんのコメント...

 今で言うところの「ルポライター」的な職業だったと思います。情報を売って糧とする。その中に宇和島藩伊達家の宗城公がいたのです。勿論、家老職の吉見とか松根がそれにあったたのでしょう。

 武四郎は自由気ままに生きると同時に新しいものに興味が非常にあったのだと思います。四国遍路だけでなく、伊達家には彼から購入した北海道(彼が名付け親)の地図とか、黒船の配置図とか、巡豆日記なるものまであります。

 幕末は高野長英も翻訳して賃金をもらっていたようです。今で言うところのお尋ね者の派遣社員というところでしょうか?